MARC PANTHER

Globe-Trotters Journal

「Lagom」and「Momentum」18 ~6月、小休止のすすめ 能登の記憶と犬との優しい時間から〜

Lagom and Momentum
Finding balance and drive your life!

木曜のコミュニケーションデザイナー龍繋です。
6月。梅雨の湿った空気が街を包み、自然がしっとりと息をする季節です。春の活気が落ち着き、夏を迎える前の静けさのなかで、ふと立ち止まって深呼吸をしたくなる。まさに、この月こそ「小休止」にふさわしい時ではないでしょうか。
今週は立ち止まって、能登の時間を振り返りながら、少し思考をしてみようと思います。

 

立ち止まることが、前に進むちからになる。 ― 6月の、やさしさを手渡す果実と出会いました。

 

びわの記憶 - 小さな果実に込めた大きな想い

びわは、古くから「病人の食べる果物」ともいわれるように、心身をいたわるやさしい果実です。その実を、被災地へ届けた方がいました。愛知の太陽を浴びて実ったその果実は、ダンボールに詰められ、梅雨空のもと、能登へと運ばれていきました。

箱を開けたときの香り、やわらかなオレンジ色の実を見たときの驚きと、口にしたときのほっとする甘さ。

中には、「昔、庭にびわの木があってね…」と語り出す高齢の方も。果実ひとつで、記憶の扉が開かれ、笑顔が浮かび、言葉が生まれる。まるで、びわが静かに人の心をほぐしてくれるようでした。

 

おしゃべりには、ちょっと自信があるんです。 —— そんな顔をして、耳を立てては会話に全力参加。 被災地のお母さんたちの声の輪に、 しっぽの参加者がひとり、加わっていました。

「この街、まだまだ素敵になるね。」 仮設の沢田陶器店の前で、犬はまっすぐ前を見つめていました。 再生された瓦のぬくもりと共に、 未来を見守るまなざしが、そっとそこに。
未来へつなげる能登瓦の再生陶器のエピソードが更新されていますので、ぜひご覧ください。

 

 

外に出れば、いつもの道で誰かと目が合い、 気がつけばおしゃべりが始まっている。 「この前のお茶会どうだった?」「びわ、もう食べた?」 そんななんでもない時間こそ、 私たちの心と体を、じんわり整えてくれるのだと思います。

家族以外にも、気軽に笑い合える人がいること。 一緒にお茶を飲むだけで、ほっとできる相手がいること。 能登には、それが自然に生まれる空気があります。 どんなときも、会話の輪の中に「ようこそ」と迎えてくれる、 そんな人と地域のあたたかさに、今月は立ち止まって深く感謝したくなりました。

―― 6月、小休止のすすめ。 次に踏み出すその前に、あなたも、ちょっとだけ息をつきませんか。

 ▼”Back Numbers”
・「Lagom」and「Momentum」12 島のレモンソーダ
「Lagom」and「Momentum」13 ~Globeに触れる旅:愛犬と登る高千穂の峰で感じた地球の鼓動~
「Lagom」and「Momentum」14 ~Globeに触れる旅:高千穂峰とミコト乃フモトで癒される~
「Lagom」and「Momentum」15 ~泥から未来へ:住民の希望と自然の美しさを紡ぐ旅~
「Lagom」and「Momentum」16~能登の未来をつなぐ—廃棄予定の能登瓦が生み出す新たな価値~
「Lagom」and「Momentum」17 ~能登でマーメイドに出会う~

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「Lagom」and「Momentum」18 ~6月、小休止のすすめ 能登の記憶と犬との優しい時間から〜

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