MARC PANTHER

Globe-Trotters Journal

No.7 大人の発達障害について

山口県山口市の自律神経専門整体 GREEN
毎週日曜日に投稿を担当しています

①仕事の先延ばし傾向、業績不振
・期限が守れず、仕事が遅れる
・自分の興味や関心の向いたことを優先する
・自分のやるべきことをすぐ忘れる
・新しいことへの心理的抵抗や不安が強い傾向がある

②感情の不安定性
☆多動、衝動性優勢型
・短期で癇癪持ち
・理由がないのに、気分高揚する

☆不注意優勢型
・些細なことで不機嫌、気持ちが落ち込む
・混合型が多いため、キレたと思ったら、メソメソ落ち込んだりする
・PTSDとまではいかなくても、発達障害の人は過去にあった嫌な体験が些細なことでフラッシュバックして不機嫌になったり不快な気持ちになる事が多い

③躁うつ
・躁状態やうつ状態の病相期と寛解期がはっきり分かれている
・思春期、青年期以降に発症してくる

④低いストレス耐性

・心配と不安が感情の爆発を招く
・人間関係に必要以上に不安や緊張を招きやすい「対人不安」
・病気のことを心配しやすい「心気不安」
・親や友人、パートナーなどに依存しやすく自立できない「分離不安」
・何でも完璧にしないと気が済まない「完全癖不安」

※発達障害障がい児の場合、親もその可能性であることが少なくない

⑤対人スキル、社会性の未熟
・人との約束事や社会のルールが守れない
・自己中心的で他者との協調性に乏しい
・人の気持ちを読んで、場面や状況に応じた対応ができない
・頭の中で考えていることをうまく言葉に表現できない
・感謝、反省、共感などの気持ちをうまく表現できない
・人に助けを求めたり、要求を断る事ができない
・友人や恋人などとの信頼関係を持続できない

⑥低い自己評価と自尊心
・マイナス思考と募る劣等感
・発達障害者は、自分自身を客観的に正しく認識する「自己認知」が苦手、また他者を正確に認識する「他者認知」も不得手
・小さい頃から、達成感や成功体験を積み重ねる事ができず、挫折感や失敗体験を重ねて、家庭や学校、職場などで低い評価を受け続けるため

●最後に
この本を読んだ時に、自分にも当てはまることがあるなと感じました。「頭の中にある言葉をうまく表現できてない」「なんでも完璧にしないと気が済まない」など、周囲と比べて「自分だけ」このような気持ちで過ごしていると思っていました。その人の個性や環境によって物事の捉え方に違いはあると思います。知識を得ることで、自分自身を俯瞰してみることができたり、気持ち的に救われることにも繋がると考えます。これからも知り得た情報をお伝えして、色々な悩みで困っている方の支えになれるようにしていきたいと思います。

引用
「発達障害に気づかない大人たち」 2010年1月 星野仁彦

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コメント一覧(2)

  1. 漢方薬剤師@ともや より:

    勉強になります!自分だけじゃない! ありがとうございます!

    • 自律神経専門整体 GREEN より:

      コメントありがとうございます🙇
      これからも少しでも為になる事をお伝えできればと思います🙇

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