若いコたちに習いながら“五十の手習い”で始めたブログ！お陰様で１０回目を迎えられました。マークさんを始め皆様に感謝の気持ちを込めて、漢方の神様「神農（しんのう）さん」のお話をさせてください！

 

 

☘️火曜日の開運漢方vol.10☘️
佐賀県伊万里市
暮らしと漢方のテーマパーク/くすきの杜の　漢方オタク社長
漢方薬剤師＠ともやです。
@kusukinomori8943（←Instagram）
マークさんの情報発信に共感し、暮らしに活かせるお東洋医学や漢方のことお伝えさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。

 

 

🍀最初に飲んだ人エライ🍀
漢方薬の原料は植物だけじゃなく、実に様々なものが使われます。
猛毒のトリカブトを使ったり、このブログのVol.１でご紹介した牡蠣の殻だったり、
ミミズや、サソリ、セミの抜け殻、ヒル、あと鉱物であったり‥

今、金よりも高級になっている牛の胆石であったり‥
本当にびっくりするようなものが使われています。

 

 

（↑筆者が北京の屋台で食べたサソリの唐揚げです。味の感想はカッパえびせんみたいでした）

 

そんな時に私がいつも思うのは‥
「最初に飲んだ人は本当にエライ！」ということ。

 

 

🍀神農さん🍀
“神農”（しんのう）さん　とは約５千年前の古代中国において人々に医療と農耕を教えたとされる伝説の神様です。
頭は牛で、体は人間、葉っぱの衣を身にまとった、ちょっと妖怪っぽい神様です。

 

 

毎日、百草(たくさんの草木)をなめて、毒の有無や効能を確かめ人々に教えました。
なめた草木に毒があると内臓が黒くなり、どこに悪いのかを判定したそうです。
しかし、あまりにも多くの毒草を服用しすぎたため命を落としてしまわれたそうです。

この教えによって多くの民が救われ、神農さんは薬祖神として祀られるようになったそうです。

 

カラダを張って、私たち後世に漢方の効果を教えてくださったわけです。
僕は、神農さんの話を思い出すといつもなぜだか涙がでます。感謝。

 

 

🍀大阪の少彦名神社🍀
さて、このありがたい神様「神農さん」　大阪でお参りする事ができます。
大阪府大阪市中央区道修町にある少彦名神社（すくなひこなじんじゃ）に
日本の薬祖と言われるスクナヒコノミコトさんと一緒に祀られています。
笹の葉の張子の虎は有名ですよね。

 

境内には、お薬のメーカーさんたち（特に漢方系）が奉納品を収められています。
病気の平癒を願う方々が各地から参拝されています。
筆者も何度も参拝させていただき、弊社くすきの杜のお社にお札を奉らせて頂いています。

 

（↑写真は、お気に入りのご朱印帳袋です。薬の文字が素敵です。丸いんです。クスリって本来。）

 

 

🍀まとめ🍀
今、世界では耳をうたがうような
今までの常識が非常識になるような
「陰謀論」が、本当に「陰謀」だった？という衝撃な真実が白日の元に晒されていますが

「クスリ」そのものには罪はなく

作る人、使う人の問題であると。

 

今回お伝えしたかったのは

「薬」という文字は、草かんむりに「楽（ラク）」と書きます。

自然の恵みを使って、人を楽にするという意味です。

それが「薬」の本来あるべき姿ではないでしょうか？

 

薬学は自然のものから発展しました。アスピリンも柳の木から発見されました。

そして、薬草から発展した薬学は全て、最初に飲んだ人我々の先人の経験の積み重ねです。

中毒で苦しんだ方、亡くなった方も沢山いるわけです。

そして、著作権フリーで伝承してくださっている東洋医学。

本当に感謝しかありません。

 

人類の貴重な宝です。

まずは飲み忘れたりして期限切れで捨ててしまったり、もったいないことはしないようにしましょう。

必要なければ処方してもらわない。

そもそも、体に悪いクスリはつくらない。

そして、本来の薬の役目は何か？を

みんなで常に意識していけたらいいなって思います。

 

だって自然はそのままで完璧。

宇宙は愛と感謝だから。

 

🍀バックナンバー🍀
よろしかったらご覧ください！
vol.１　すてちゃうあるものが神生薬
vol.２　月火水木金土日‥どう生きる？
vol.３　春はゆるふわ2000年前の教え
vol.４　サウナで整わない人「汗と気」
vol.５　酢豚食べる？麻婆豆腐食べる？
vol.６　葛根湯はゴリマッチョ
vol.７　水２ℓ飲む？「水毒」
vol.８　不眠の漢方朝大丈夫？
vol.９　アパレルは薬？

 

 

☘️プロフィール☘️
1968年生まれ　佐賀県伊万里市出身
くすきの杜代表. 漢方薬剤師。
Oriental Life Counselor(四柱推命/行動生態運命学/香港)
薬科大学薬学部非常勤講師

私の人生のミッションは人間の多様性に触れ世の中の陰陽バランスを探求することです。
そして毎月１００名様の漢方相談の経験から東洋医学の面白さ楽しさを伝えます！

漢方薬剤師＠ともや　でした！お読みいただきありがとうございました。
佐賀県伊万里市／暮らしと漢方のテーマパーク／くすきの杜
↓ ↓ いいね頂けたら幸せです！