MARC PANTHER

Globe-Trotters Journal

すてちゃうモノは漢方の神生薬!☘️火曜日の開運漢方vol.1☘️

みなさま、写真の白いものは、漢方薬の原料の、みんなが普段すてちゃう“あるモノ“です
一体なんだか わかりますか‥?



☘️皆様はじめまして!☘️



今日から毎週火曜日にこちらでブログを書かせていただくことになりました。感謝いたします。

佐賀県伊万里市 暮らしと漢方のテーマパーク/くすきの杜の 漢方オタク社長
漢方薬剤師@ともやです。
@kusukinomori8943

弊社をご取材いただいた時のご縁で、マークさんのお人柄と発信されている愛と志に共感して応募させていただきました。

偉大なる先人の知恵である自然哲学をベースに、暮らしに活かせるお東洋医学や漢方のことお伝えさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。


☘️捨てられるあるモノとは?☘️



さて、写真の白いもの 
これは、牡蠣のカラなんです。

牡蠣は美味しくいただいたら、カラは捨ててしまいますよね?
でもこの牡蠣のカラ

牡蠣(ボレイ)という名前で、漢方※生薬として大活躍します。

※生薬(しょうやく)とは、漢方薬を構成する原料のことで、漢方薬とは漢方医学の考え方にもとづき、基本的には2種類以上の生薬を定められた量で組み合わせた薬のことを指します。

☘️牡蠣(ボレイ)が使われている漢方薬☘️



柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
安中散(あんちゅうさん)
などに使われています。

(漢方薬は体質に合わせますので向き不向きがあります。選ぶ時には漢方のプロにご相談を)

難しい漢方薬の名前はさておき‥

頭が忙しい現代人のメンタルを整えるために使われる処方などに、牡蠣が配合されています。

牡蛎の殻には、炭酸カルシウムを含み、鎮静作用があるとされています。

東洋医学の古典には、「重鎮安神(じゅうちんあんじん)」:神経を安定させる貴重なもの 
と記載されています。

「カルシウムが不足するとイライラする」ってよく言いますよね?

☘️漢方原料の伝統加工修治(しゅうじ)☘️

ただ、牡蠣ガラをそのまま使用しているわけではありません

「修治(しゅうじ)」という生薬原料に行う伝統の加工の技で処理しています。

修治には、焼く、蒸す、煮る、炒めるなどの色々な技があります。効果を高めたり、毒性や副作用を軽減することを目的としています。

生薬原料としてはイタボガキ科のオウミガキ、イタボガキ、マガキ、イワガキなどの左殻のみを用います。

生薬としては、高温で焼成処理をしてから粉砕し、粉にして使います。



☘️普段利用するには?☘️

特殊加工が必要なので、牡蠣がらをご家庭で気軽に利用するのは難しいですが

漢方薬局などで、牡蠣(ボレイ)は購入することができます。

(煎じ漢方をやられているお店など。販売はされていない場合もあります。ご了承ください)

個人的には、牡蠣(ボレイ)をコーヒーミルで細かく砕いてハーブに混ぜてティーパックでお茶として飲んだり
鍋で煮詰めて(水の量が半分になるくらい)お茶に混ぜたりして飲んでいます。



☘️先人の知恵に学ぶ自然を活かすこと☘️

普段は捨てられてしまう牡蠣の殻を伝統技法で貴重なお薬に利用してきた先人の知恵は本当に素晴らしいと思います。

今、地球規模で食糧をはじめとして様々な植物は大ピンチです。

捨てる前に、自然の恵みを活かす東洋医学の考え方、我々は再度活かしていく必要があると思います。

自然はありのままに存在するだけで完璧です。
自然が作り出した自然の恩恵を活かしていきたいですね。

お読み頂きありがとうございました!
また読んでいただけたら嬉しいです! 

よろしくお願いいたします!



☘️「開運漢方」とは☘️

東洋医学の根幹は“自然のバイオリズムに沿った生き方”
日々の漢方相談で、自然に沿った生き方提案を目指しています。
幸せの価値観は十人十色 その人にあった提案は“開運”に繋がるという信念でやってます。

☘️プロフィール☘️
1968年生まれ(リアルタイムglobe世代です)佐賀県伊万里市出身
くすきの杜代表. 漢方薬剤師。
Oriental Life Counselor(四柱推命/行動生態運命学/香港) 
薬科大学薬学部非常勤講師
毎月100名様の漢方相談の経験から東洋医学の面白さ楽しさを伝えることがライフワークです!

漢方薬剤師@ともや でした!
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