MARC PANTHER

Globe-Trotters Journal

ちゃんと、疲れよう。| 𓃰 Kaori

 

長野県軽井沢町からこんにちは、香織です。
土曜日のブログを担当しています。

 

2025 年のゴールデンウィークも過ぎ、
軽井沢はすこし、小休止のような空気です。

 

この 1 週間ほどで、緑がぐんと生い茂って、
我が家の庭もすっかりジャングルと化しました。

 

 

( 5 / 10 (土) 今朝雨上がりの軽井沢 )

 

 


 

 

「 脳みそだけ疲れて、体は置いてけぼり 」

 

現代人の多くが
毎日のように疲労感を口にしています。

 

「 疲れてるはずなのに、眠れない 」
「 休んでるのに、回復しない 」

 

でもその “ 疲れ ” 、
ほんとうに身体が疲れているのでしょうか?

 

大量の情報を浴びて
頭だけがオーバーヒートしたり、

感情ばかりが揺さぶられ
身体そのものはまったく動いていなかったり。‥

 

そうして生まれるのは、
偏った・誤った疲れです。

 

それはまるで
全身で感じたつもりの空虚な消耗。

 


 

「 ほんとうの充足 」は、
体験のなかにしかない

 

健康とは「 心地よさ 」であり、
幸福もまた「 心地よさ 」のなかに存在します。

 

この “ 心地よさ ” は、
全体として流れているもの。

 

一次的な「 快楽 」や「 刺激 」とは
まったく別の質感であることを思い出しましょう。

 

人生の満足感、健康、幸福感…

 

それらはすべて
“ 実体験 ” をともなって生まれるものです。

 

脳内の世界だけで完結させるほど、
私たち人間の仕組みは
器用にできていないのかもしれません。

 

身体を動かし、
ときに場を変え、五感で感じ、
失敗しながらも学んで、
自分にしかできない経験を得ていく。

 

こうして「 ちゃんと疲れること 」こそ、
私たちの真の健やかさの土台になっていきます。

 


 

アーユルヴェーダの視点から

 

古くから伝わる生命科学・アーユルヴェーダでは
すべての不調は “ 過不足 ” から生じると考えます。

 

・やりすぎること( または、やらなすぎること )
・急ぎすぎること( または、止まりすぎること )

 

この “ 極端さ ” は
思考だけでなく、神経や内臓、
筋肉にも無意識に過剰な振動を与えてしまうということ。

 

「 ちゃんと疲れる 」ために

✔ 思考や感情に “ ひと呼吸 ” 置いてから動く
✔ 机上の知識を、自分の生活で実際に試してみる
✔ 自分の身体が感じる疲れと、頭の疲れを区別してみる
✔ 一日のうちで全身を動かす時間をちゃんとつくる

 

何より、「 やらなきゃ 」とやるのではなく、
“ やってみたい ” から動く日々に切り替えていくこと。

 

そうした積み重ねが
快適な疲れ
= 真の充足感、生き心地を育てていくのだと思います。

 


 

“ 不快な疲れ ” ではなく、
“ 真の充足感 ” へ

 

表面的かつ不自然な「 がんばり 」や「 効率 」でなく、
身体とこころが一致した “ 本物の行動 ” の先にこそ
充足感と回復感が起こる。

 

ちゃんと疲れることは
ちゃんと回復することといつもセット。

 

逆も然り。

 

私たちの身体は、
ほんとうはそのことを知っています。

 

 

 



 

前回までの記事はこちら

 

> 午後の眠気を “ ごまかす ” の、やめた話。
>> 朝ごはんを変えたら、なんか調子いい話
>> 化力をあげることで健康への扉がひらかれる
>> 健康法では健康になれない?
>> 解毒の春・食べ方と健康
>> 暮らし方と健康
>> 自分らしさと健康

 


 

Instagram   Kaori Hosoyama

 



 

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