MARC PANTHER

Globe-Trotters Journal

【下痢を引き起こす原因となる食品】乳製品について解説

こんにちは、

ご覧いただきありがとうございます。

【腸もみ専門店】腸整サロン銀座店代表の

堀内拓矢です。

(看護師、保健師資格あり。

2019年10月サロン開業。

腸もみと食事指導を行い、

腸内環境改善のサポートをしています)

ぼくの記事の全体を通したテーマは

『腸を整えてあなたの人生を

より楽しく歩んでもらうこと』

なので、

それを基にした腸を整えるために役立つ

腸活情報をお届けいたしますね。

そこで今回は

前回記事の続きとなる下痢を引き起こす食品を

5つピックアップして、

なぜそれらが下痢を引き起こすのか。

そういう食品を食べたいときは

どうしたらいいのかについてお伝えします。

そんな5つのうちの1つ『乳製品』について

詳しく解説していきますね。

前回記事はこちら↓

下痢orお腹が緩い。その時に腸の声を聞いて対処する方法とは

https://marcpanther.com/blog/geriyurui/

【下痢を引き起こす原因となる食品】小麦について解説

では本題に進みましょう。

便を緩くさせているもの②〜乳製品〜 13:19

乳製品に関してはお客さまにお伝えすると驚かれることも多いのですが、
実際に乳製品を控えると下痢やお腹の張りが改善している事例を
たくさん経験していいます。

そんな乳製品による影響ですが大きく2つあって
乳糖不耐とカゼイン不耐によるものです。

乳糖不耐とは
乳製品に含まれる糖は「乳糖(ラクトース)」と呼ばれ、
「ラクターゼ」という酵素が分解するのですが、
このラクターゼが不足することを「乳糖不耐」といいます。


その結果、消化不良が起きて下痢や腹痛、お腹の張りが
生じてしまうのです。
実は乳児期を過ぎるとこのラクターゼの産生量が
減ることがわかっていて、
アジア人では85%以上が減少するそうです。

一方で大部分の欧米人やヨーロッパ系の方々は
一生ラクターゼを産生できるので乳製品には強い身体を
持っています。

ちなみにヨーグルトに関しては未発酵の乳製品よりは
若干症状は抑えらる傾向にあるそうです。

だから普段からヨーグルトを食べているけど
腸内環境に問題がないのであれば
別にやめる必要まではないと思いますが、
腸内環境を良くするためにヨーグルトを食べるというのは
逆効果になる場合の方が多いと思います。

少なくとも当サロンのお客様に食事指導させていただいた中では
ヨーグルト食べて腸内環境の改善を実感したと
聞いたことはほとんどありませんでしたね。

カゼイン不耐とは
牛乳に含まれるタンパク質の大部分を占めているのはカゼインというものなのですが、
このカゼインの半分以上が人間には消化できないαーカゼインによって構成されています。

このように消化できないものが身体に蓄積され続けると
アレルギーが発症するリスクも高まるのだけでなく、
腸に炎症が生じて下痢や便秘などが
引き起こされやすくなります。

さらにカゼインにより小腸の粘膜が損傷を受けて
腸に穴が開き体内に本来入り込まない物質が
入り込んでしまうことをリーキーガット症候群と言います。

こうなってしまうと腹部症状だけでなく
皮膚症状や疲労感など
さまざまな不調が生じてしまうので、
乳製品に含まれるカゼインは
摂らないに越したことはないと言えますね。

ちなみにこのリーキーガット症候群は
小麦も発症要因の1つなので
小麦と乳製品の組み合わせは
腸内環境にはだいぶ優しくないと言えます。

ですので先ほど紹介した乳糖不耐症には
当てはまらなかったとしても
乳製品を日常的に取り入れるのはお勧めできません。

 
最後までご覧いただきありがとうございました。