MARC PANTHER

Globe-Trotters Journal

この靴といろんな場所へ。

大分県出身、和歌山上富田町在住の「元気」です。
今回は、長年愛用してきた革靴をリペアしてくれる和歌山市の靴修理店をご紹介します。


■10年以上の相棒たち

昔から「いい靴を履けば、いい場所に連れて行ってくれる」と思っていて。
そんな気持ちにぴったりハマったのが、15年ほど前に出会った**trippen(トリッペン)**というドイツの靴ブランド。

最初に買ったときは当時の僕にはちょっと高いなと思いましたが、履き心地の良さとデザインに惚れ込んで、いつの間にか4足に。
どれも10年以上、旅や仕事のあいだにずっと一緒に過ごしてきた、大切な相棒です。

革の色がくすんできたり、表情が少し疲れてきたり。
気に入った靴なのでずっと長く履いていたい!
そんなときに出会ったのが、和歌山市にある「burban_shoe_repair」でした。


■職人・野田地塩さんの丁寧な仕事

お店を営んでいるのは、野田地塩(のだ・ちしお)さん
高校卒業後は神奈川の大学に進学し、東京の広告代理店で働いていたそうです。
でも、「何か自分ひとりで完結する仕事がしてみたい」という思いから、28歳で靴修理の道へ。

有楽町や蒲田、恵比寿、成城といった東京の街で修行を重ね、2016年に地元・和歌山へUターン
そして2018年11月、和歌山市内に「burban_shoe_repair」を開業されました。


■trippenが、また胸を張ってくれた

今回お願いしたtrippenは、履き口のくたびれと色あせが気になっていた一足。
ヒビ割れなどの致命傷はないけれど、少し自信をなくしているような見た目でした。

それが、野田さんの手にかかると、
しっとりとしたツヤが戻り、全体の印象がグッと引き締まって帰ってきました。

新品のようにピカピカ、というよりは、
**「今の自分にちょうどいい、ちゃんと年を重ねた感じ」**に整えてくれた。
まさに“化粧直し”をしたあとのような、そんな仕上がりでした。


■この靴と、これからも歩いていくために

ぼくにとって靴は、消耗品というより「一緒に歩いてきた相棒」。
その相棒と、これからも気持ちよく付き合っていくために、こういうお店があることがありがたいなと思いました。

修理を終えたあとも、靴の素材や状態に応じたメンテナンス方法やケアのポイントまでアドバイスしてくれて、ほんとうにしっかりと向き合ってくれたと感じます。

職人というと無口なイメージがあるかもしれませんが、burban_shoe_repairはじっくり相談できる場所
一人ひとりの靴に、それぞれのストーリーがあることを、ちゃんと理解してくれていると感じました。


■Instagramと小物も要チェック

👉 @burban_shoe_repair

お店では、靴修理のほかにも遊び心のある小物の販売もされています。

目を引いたのが、おにぎり型のお弁当箱「BURBAN ONIGIRI BOX」

石川県の伝統工芸「山中漆器」の技術を活かした別注品で、職人の手作業による塗装や、和歌山らしい梅おにぎりのデザインが施された上蓋など、細部にまでこだわりが詰まっています。

おにぎりに加えて簡単なおかずも収納でき、サイズはM(250ml)とL(470ml)の2種類。
Lサイズは上蓋を汁物用の器としても使えるそうです。電子レンジにも対応(※上蓋・中蓋は非対応)していて、日常使いにもぴったり。


これからも、この靴といろんな場所へ。

burban_shoe_repair(バーバン シューリペア)
📸 Instagram:https://www.instagram.com/burban_shoe_repair/

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