MARC PANTHER

Globe-Trotters Journal

No.70 人生の打率を上げる「方程式」と、私が遠征に必ず持参する1冊の本

こんにちは。
自律神経専門整体GREENです。

日々の仕事や生活の中で、「今の自分は本当に成長できているだろうか」「進んでいる方向は正しいのだろうか」と、ふと立ち止まって考える瞬間はありませんか?

私には、遠征や出張など、ここぞという大切な仕事のときには必ずカバンに入れて持ち歩く、お守りのような1冊の本があります。

それが、京セラやKDDIの創業者であり、日本航空(JAL)を鮮やかな再生へと導いた稲盛和夫さんの著書『考え方』です。

この本は本当に不思議で、何度も読み返しているはずなのに、その時々の自分の状況や心の状態によって、心に深く刺さるフレーズが全く違います。「いまだに底が見えないほど深いな」と、ページをめくるたびに新たな学びをもらえる、私にとって人生のバイブルです。

今回は、この本から学んだ「人生の方程式」と、私が日々の仕事や行動の中で大切にしている【 growth(成長)の流儀】について、少しお話ししてみたいと思います。

人生と仕事の結果を決める「方程式」
稲盛和夫さんは、人生や仕事の成果をこのようなシンプルな「方程式」で表しています。

人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力

ここで面白いのは、これらが「足し算」ではなく「掛け算」であるということです。

どれだけ高い「能力」を持っていても、やる気(熱意)がゼロであれば結果はゼロになります。逆に、能力が人並みであっても、誰にも負けない「熱意」を持って努力を重ねれば、掛け算によって結果はいくらでも大きくなります。

そして、この方程式の中で最も重要であり、唯一「マイナス」の概念が存在するのが『考え方』です。

どれほどの能力と熱意があっても、ひねくれた心や、利己的な「考え方」を持っていれば、掛け算の答えは大きなマイナスになってしまいます。だからこそ、どのような思想を持ち、どのような姿勢で日々を生きるかという「考え方」が、私たちの人生の舵を握っているのです。

本のベースにあるのは、以下のような10の心のあり方です。

大きな志を持つこと(気高く、素晴らしい夢を描き、追い続ける)

常に前向きであること(明るい心には、必ず幸運が宿る)

努力を惜しまないこと(頑張ることを諦めない人に、真の充足感は訪れる)

誠実であること(正しいことを正しいままに追究する)

創意を凝らすこと(昨日より今日、今日より明日へと改良改善する)

挫折にへこたれないこと(災難は天が与える素晴らしい贈り物)

心が純粋であること(行動の成功は、その心の美しさによる)

謙虚であること(自らを愛する心を抑える)

世のため、人のために行動すること

善き思いに満ちていること

これらはどれも、小学生でもわかるようなシンプルな言葉ばかりです。しかし、「言うは易く行うは難し」。これを毎日、100%実践し続けることは、決して簡単なことではありません。

「言葉」で強制するのではなく、「行動」で背中を見せる
私は、人に何かを伝えるとき、「こうしなさい」「こうあるべきだ」と強制することはほとんどありません。

なぜなら、人は言葉だけで動かされるものではないからです。自分自身が「こうありたい」と思い続け、その姿に向かって必死に仕事に取り組んでいるか。その「後ろ姿」と「行動」の積み重ねがあって初めて、周りからの信用や信頼が生まれるのだと信じています。

日々、目の前の仕事に誠実に向き合い、昨日より今日、今日より明日へと、小さな創意工夫を凝らしていく。その地道なステップを踏んでいると、ある時、不思議な感覚に包まれることがあります。

今までバラバラに存在していた知識や経験、出会った人たちという「点」が、ふとした瞬間に「線」として繋がる感覚です。

「あ、あの時のあの苦労は、今日のこの瞬間のためにあったんだ」
「あの時、諦めずに創意工夫を重ねたからこそ、今このアイデアが閃いたんだ」

この「点と点が線で結ばれる瞬間」を肌で感じることこそが、本当の意味での「成長」であり、仕事が最高に面白いと感じられる瞬間でもあります。

井の中の蛙にならない「外のものさし」
しかし、ひとつの場所で地道に努力を続けていると、無意識のうちに自分の世界が狭くなってしまうリスクもあります。いわゆる「井の中の蛙」です。

小さな世界の中で「自分はよくやっている」と満足してしまうのは、成長のストップを意味します。だからこそ私は、常に「外のものさし」を持つことが大事だと考えています。

異業種の一流と呼ばれる人たちは、どんな基準で仕事をしているのか?

自分の今の技術や知識は、より広い世界(業界全体、あるいは全国、世界)へ出たときに、どれくらい通用するのか?

自分の現在地を、あえて「外のものさし」で客観的に測りに行くこと。そうすることで、自分の未熟さに気づかされ、再び「もっと大きな志を持とう」「もっと創意を凝らそう」という謙虚なエネルギーが湧いてきます。

狭い世界観にとらわれず、常に視座を高く保ち続けること。これが、仕事の質を高め続けるための秘訣です。

自分を育てる「環境」へのこだわり
最後に、もうひとつ大切にしているのが「環境へのこだわり」です。

植物がどんなに良い種であっても、栄養のない土壌や日当たりの悪い場所では大きく育たないのと同じように、人間にとっても「身を置く環境」は極めて重要です。

その場所は、自分をさらに成長させてくれる環境か?

周りには、お互いに高め合える「善き思い」を持った人がいるか?

自分の「考え方」を、曇らせずに磨き続けられる場所か?

もし、今の環境に違和感を覚えたり、自分の成長が止まっていると感じたりしたなら、現状維持に甘んじるのではなく、色々とチャレンジしながら「環境を確認してみる」という行動も必要ではないでしょうか。

環境を変えること、新しい場所に飛び込むことは勇気がいります。しかし、稲盛さんの言葉にあるように「災難や逆境すらも、天が与えてくれた素晴らしい贈り物(成長のチャンス)」と捉えれば、どんな変化も前向きな挑戦に変えていくことができます。

まとめ:善き思いを抱き、明日への一歩を
稲盛和夫さんの『考え方』に流れる根底のテーマは、「最後は、善き思いに満ちていること」です。

誰かの役に立ちたい、世の中を良くしたい、昨日より素晴らしい自分になりたい。そんな純粋で美しい思いを持って行動する人の元に、本当の幸運と充足感は訪れます。

私もまだまだ、理想とする自分への旅の途中です。
これからも、遠征のカバンにこの本を忍ばせ、外のものさしで自分を律しながら、行動で信頼を築ける人間でありたいと思っています。

みなさんは、人生の方程式の「考え方」を深めるために、どんな日々の積み重ねを意識していますか?

今日より明日、少しでも進化した自分に出会うために、また一歩ずつ、誠実に歩みを進めていきましょう。

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