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こんにちは!
土曜日担当【心のこと】についてお伝えしているLuna(ルナ)です☺︎
心理学をベースに、みなさんの心の健康に役に立つエッセンスをお届けしています。
🌏🌱
前回の記事で、占われる側の心構えを書かせていただきましたが、今回は占いにハマるシリーズ(その2)として
「こんな例もあるから気をつけて」バージョンを書いてみようと思います🫣
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占いを、信じる/信じない
もしくは否定派か肯定派かという視点ではなく、
「お悩み相談の界隈では、こういうあぶないパターンもあるよ」という参考にしていただけたらと思います🤝
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<令和の霊感商法は、壺を売らない🏺>
最近めっきり「霊感商法」という言葉を聞かなくなった気がします。
が、私個人の肌感覚では、減っているのではなく
「わかりやすく壺を売っていないだけで、ますますわからないグレーゾーンになっている」
という印象です‥🤔。。
<傷口に塩を塗る🧂‥どころか擦り込まれるパターン🩹>
知人(A子さん)の話です💁
ある占い師さんのセッションを受けた際、
「悩みの本質を探る」
という目的で、過去の傷つき体験を詳細に掘り下げる場面があったそうです。
それはそれは辛い時間だったようで、
(いじわるで聞いてるのかな‥?)
と感じるような質問をくり返され、後戻りができずに泣きながら時間を終えたとのこと😢
さらに、
「そのトラウマは難しいから、一回では解決できないね‥6回コースがお得だよ」
と連続契約を勧められ、継続したそうです。
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契約の良し悪しや、占い師さんに悪意があったかどうかは一旦置いておいて、
A子さんはなぜ、いじわると感じるほどの経験なのに契約したのでしょうか‥?
<心理解説 🤓>
⚫︎ストックホルム症候群
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ストックホルム症候群とは‥
誘拐などの被害者が、加害者に対して親近感を抱く心理現象のこと。
恐怖を味わうと、危険な状況で生存するために、無意識に加害者に同調してしまう。
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A子さんの例に置き換えてみると、
………………・
占い師さん的には、加害者の意識はさらさらなかったとしても、
1️⃣詳細に語ることでトラウマ(恐怖)を追体験させ、
↓
2️⃣A子さんの心が危機的状況に陥り、
↓
3️⃣防衛本能として、目の前の占い師さんを救済者に感じてしまう
↓
4️⃣依存(契約)する
………………・
というイメージで説明ができます😢
⚫︎”ラポール”と”転移”
ラポールとは、「強い信頼感/深い親近感」のことを言いますが、
A子さんのような例では、占い師に対して親や恋人に対する想いに似た感情を抱いて(転移)しまい、信頼が過剰になってしまう(依存)ことがあります。
⚫︎後不協和の調整
「お金を払ってまでこんな辛い想いをしたんだから、間違っていないはず。」
と、自分の行動を正当化する心理現象もあります。
<心の傷を扱うときは、安心安全を大前提に🙏>
今回は良からぬ例ですが、占い師さんにもいろいろなパターンの方がいらっしゃいます。
が、共通していることは、心のデリケートな部分を扱うということ。
私が知る限り、きちんとした知識と経験がある心理師さんのカウンセリングでは、
「本人が話したい、聞いてほしい」という場合以外に、ムリやり傷をほじくり返すことはないはず‥🩹
トラウマを想起してパニックを起こしたり、あぶない面があることをわかってくれているので、相談者のタイミングを信頼してくれます。
占いにも、そのあたりの理解が広まってほしいなと思います🙏
<占いの気をつけポイント👁️>
✔️見ず知らずの相手だからと、心を無防備にしない、明け渡さない。
✔️セッションの場に安心を感じられるかどうか、相手と自分のフィーリングを大切に
✔️あくまで主導権は自分💪!
相手のペースに飲まれないように、心の境界線を引いておく
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占いに頼る時って、うすはりグラス並みに心がギリギリだと思うのですが、助けてほしい時こそ、相手を選んでほしいと思います🥲
(画像お借りしました)
いろんな角度から業界を見た感じだと、占い師さんたちも案外普通の人だと思うので(笑)、その前提も持っておくと良いかもしれません☆
いずれにせよ、繊細なお悩みの場合は
プロの心理師さんに相談するのがオススメです‥!!
みなさんの心が守られますように🙏
Luna☺︎
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