MARC PANTHER

Globe-Trotters Journal

No.16 心を掃除する

山口県山口市の自律神経専門整体GREENです
毎週日曜日に投稿を担当しています


●今回は、「心を掃除する」という本の内容を一部紹介します。
この本を知ったきっかけはあるテレビ番組で、千日回峰行についての内容でした。
本の著者である光永圓道さんは、滋賀県にある比叡山延暦寺で修行を積んだ僧侶の方です。
「千日回峰行」とは、比叡山で行われる非常に厳しい修行の一つで、特に大阿闍梨の資格を得るための重要な修行とされています。


●「掃除に始まり、掃除に終わる」 繰り返すということ
仏道だけでなく、仕事や学問、スポーツなど、最も基本的な修行の道は「繰り返す」こと。
人間は掃除を続けている限り、整えることをやめなければ、汚れ切ってしまうこともないのです。


●苦労や困難は「チャンス」という僧侶の教え
人生においては、何に手をつけるにしても、最初から自分の自由になることはなく、まず困難が先に立つということです。
苦労や困難は「不幸」として降ってくるものではなく、まだ自分では気がついていない才能を引き出してくれる「チャンス」として与えられたものです。


●覚道阿闍梨の言葉
「志を楽しめば楽しむほど、苦労や困難が大きければ大きいほど、楽しみが増えていく。はたから見れば辛く思われるかもしれないが、やっている本人にとって、自分のやりたいことにつながる苦労なのだから、大変でも辛くもない。それを苦労と感じるようでは、いい結果も生まれない。何事をするにも障害はつきもの。誰しも、障害のない人生など考えられません。目指すものが大きければ大きいほど、障害もまた高くなるものです」

●最後に

1. 心よりも形から
特に印象に残ったのは、「心よりも、まずは形から身につけなさい」という言葉です。この言葉は、まず気持ちを忘れ、何かを始める前に「やらなきゃいけない」と感じることを一旦やめることが大切であると教えてくれました。私自身、行動する前には気持ちが優先してしまうことが多いですが、この教えを知ってからは、考え過ぎずに行動することの重要性を感じています。「形」が「心」を引っ張り上げてくれるという考え方にも気づくことができました。

2. 比叡山延暦寺の訪問
この本がきっかけで、昨年の3月頃に比叡山延暦寺に行ってきました。今まで感じたことのない不思議な空気感がありました。標高800m近くの場所で、雪が溶けて道路に水滴が落ちる音がとても美しく、無音に近い状態で生活の音は全く感じませんでした。千日回峰行で歩く道を車から降りて、少しだけ歩いてみたのですが、その時の緊張感と心臓のバクバクする感覚は今でも鮮明に覚えています。

3. 行動の重要性
本を読むだけで終わるのではなく、実際にその場所に行ってみて本当に良かったと思います。頭での理解だけではなく、イメージとはまた違った経験ができました。何事もとりあえず行動に移してみることは、新しい発見につながるのかもしれません。

●引用:心を掃除する 比叡山大阿闍梨 光永 圓道

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No.16 心を掃除する

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