MARC PANTHER

Globe-Trotters Journal

OCHIEYE’S PRESS No.14 5円硬貨と50円硬貨の穴の謎

毎度、落合商店です。
  

今週も落合商店独自の目線で街や人、物事を見る『OCHIEYE’S PRESS』をアップします。
 

今回も趣向を変えて…何気なく気になっていた物事について調べてみました。
 
私はお金が好きでこの1年の間で頻繁にお金を拾っていたのです。
 
 
多いのが10円、次いで1円、5円という順番でしょうか。
 
 
中には去年の2月に10,000円札が落ちていた時には自然に2度見しました。
あとは結構な額が入った財布も拾ったこともあり。
 
勿論10,000円や財布は交番へ届けたのですが、10円や1円、5円などを見つけた場合には
躊躇なく拾うようにしています。
 
というのも、落ちたお金は人間でいう「迷子の状態」ということで
拾って仲間たちの場所に戻してあげることが必要なのです。
 
 
先程書いた「お金好き」ですが、もしかするとお金の方も私のことが好きなのかもしれない…。
と思うようになりました。
「迷子の私を見つけて!!!」みたいなメッセージを発しているのか。
 
そこで私も調子に乗って金運をあげるために
最近は上下黄色のコーディネートをするようになりました。
 

もともと黄色が好きだった事に加え、黄色は金運UPの色とのこと。
 
ところが黄色コーデをし始めた頃からお金を拾うことが減ってしまい…
何事もあからさまにやりすぎるのは良くないということですね。
 
 
さて、前置きが長くなりましたが今回は以前50円硬貨を拾った時に思った謎。
 

 
 
「何で5円硬貨と50円硬貨だけ穴が開いてるんだ?」
 

さぁ、なぜでしょう?
 

これまで特に気にしたことがなかった5円硬貨と50円硬貨に開けられた穴。
 
なんとなく?
デザイン的に?
最初つくる時に偶然開いた?
 

様々な憶測がありますが、やはりこの穴(正式名は「孔」)にはしっかりとした理由がありました。
(因みに5円硬貨は5mm、50円硬貨は4mmの穴が開いている)
 

まずは偽造防止。
 

次いで原材料の削減。
  

そして5円硬貨と50円硬貨のみに穴を開けることで、単純にそれぞれの硬貨の区別がしやすくなるとう理由。
 

発行当時は50円が最高額硬貨でまだ穴は開いていなかったそうですが、その後100円硬貨が発行されると見分ける区別を簡単にするために50円硬貨のデザイン変更に加えて、穴が開けられたとのこと。
 

では5円硬貨の穴は10円硬貨との区別?
いえ、そうではないのです。
 

昭和23年~25年にかけて「1円黄銅貨幣」という硬貨が流通していました。
同時に昭和23年~24年に「5円黄銅貨幣」も流通していたのです。
 

 

この2種類の硬貨を区別するために5円硬貨に穴が開けらるようになったのですが
黄銅貨幣の価値が1円を上回ったことでその後1円黄銅貨幣の流通が廃止されました。

5円硬貨の穴は10円硬貨との区別ではなく、昔流通していた1円黄銅貨幣との区別をするための名残として残り続けていたのでした。
 

全てのものごとには意味があるなと改めて実感しました。
これからも「これ、何で?」と思った物事に気付いた時には『OCHIEYE’S PRESS』で
取り上げていきます。
 

 
 

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