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こんにちは!
山口県山口市の自律神経専門整体GREENです。
毎週日曜日、ブログを担当しています。
今日は、最近読んだ一冊の本『右脳の教科書』(医学博士 加藤俊徳 著)について、私自身の経験と重ねながらお話したいと思います。
利き手について考えたこと
私は小さい頃から、右手・右足が利き手の「右利き」です。
でも、なぜか「左右どちらの手足も使えるようになりたい」と思い、小学生の頃から意識して左手・左足も使うようにしていました。
例えば──
サッカーでは左足でボールを蹴る練習をしたり
野球では左手で投げる練習をしてみたり
決して得意ではなかったですが、身体のバランスを整えたい気持ちが強かったんだと思います。
理学療法士として気づいたこと
理学療法士として、病院で脳卒中による片麻痺の患者さんのリハビリに関わる中で、よく「利き手交換」のサポートをしてきました。
ある時、ある患者様が「もう右手は動かんから、左で食べるしかない」とおっしゃったんです。
「スプーンくらいなら大丈夫」だと思っていた私は、実際の場面でその大変さに気づかされました。
それをきっかけに、自分でも自宅で左手でご飯を食べる練習をしてみたり、スプーンや箸を使ってみたりしました。
そして、患者様と同じように病院の給食を食べるようにもなりました。そうすることで、
「今日はおかずが柔らかくて食べやすいですね」
「このメニュー、左手ではちょっと苦戦しますね」
…など、共通の話題が増え、リハビリの中でも良い関係を築けたように思います。
リハビリで大切にしていたこと
「相手の立場になって考える」ことは簡単ではありませんが、
「あなたのことをちゃんと考えていますよ」という姿勢は、ちゃんと伝わるのだと実感しました。
リハビリ以外の時間も使って患者さんと向き合うことで、自然と信頼関係ができ、運動の負荷量も少しずつ上げられるようになっていきました。
そして何より──
「継続することが大事」
質と量、そして正しい方向で積み重ねることで、人は変われると強く感じています。
『右脳の教科書』で心に残った言葉
この本を読んで、特に印象に残ったのはこのような言葉です。
● 脳は一生成長できる
● 50歳を過ぎても、脳には未熟な細胞(=潜在能力)がたくさん残っている
● それらを刺激し続ければ、脳は死ぬまで成長する
● 天才と呼ばれる人に左利きが多い(左利きの発生率は約10%)
● 脳を覚醒させるには「手を使うこと」が一番簡単で効果的
まさに、利き手を意識して使い分けたり、左右バランスよく身体を動かすことが、脳に良い影響を与えることを裏付けるような内容でした。
脳に良い習慣リスト
本の中では「脳に良い生活習慣」もたくさん紹介されています。いくつか抜粋してご紹介します。
・ 1日に最低1回は家事(洗濯や掃除)をする
・ 毎日料理をする
・ 階段を使う(エレベーターより)
・ 1日3人以上と会話をする
・ 睡眠は6時間以上
・ 運動系の趣味を持っている
・ 新しい人と週3人以上話している
・ 日記をつけている
・ 好きな人がいる(芸能人でもOK)
・ ペットや植物を育てている
・ 和食中心の食事
・ 年に1回は旅行する
・ 毎日お風呂で湯船に浸かる
・ 部屋や机の上を片付けている
・ ニュースチェックを欠かさない
・ 毎日1回は笑っている
・ 神社やお墓参りの習慣がある
・ 「ありがとう」を毎日口にする
・ 体重を毎日測る
・ 連ドラや連載小説を楽しんでいる
どれも難しくないことばかりですが、意識して続けることで、右脳も左脳も元気に保てることを学びました。
最後に
整体でも、脳と体のバランスはとても大切です。
利き手・利き足の使い方に目を向けてみるだけでも、新しい発見があります。
ぜひ、今日から「普段使わない手」を意識して使ってみてください。
それだけでも、脳への良い刺激になると思います。
引用:右脳の教科書 医学博士 加藤俊徳
●過去の記事
No.1 自己紹介
No.2 自律神経を整える呼吸法について
No.3 発達障がいをもつ親御さんへのサポートについて
No.4 睡眠の質について
No.5 心も体も喜ぶ!山口県防府市の小さなお昼ごはんの店「和か」の魅力
No.6 頭痛について
No.7 大人の発達障害について
No.8 慢性副鼻腔炎について
No.9 積み重ねた信念が現実化する
No.10 目に見えない「気」というものについて
No.11 女性のうつ病について
No.12 血流がすべて解決する
No.13 トレーニングの考え方
No.14 ストレス解消法について
No.15 栄養学について
No.16 心を掃除する
No.17 リーダーの禅語
No.18 夢見る小学校
No.19 ブレインプログラミング
No.20 神ストレッチ
No.21 あした死ぬかもよ?
No.22 あなたはあなたが使っている言葉でできている
No.23 『右脳の教科書』から学んだこと 〜利き手と脳の使い方〜
No.24 『教える技術』を読んで感じたこと 〜伝えることの本質とは?〜
No.25 「気づかれない気づかい」こそ、本物 〜ANAの気づかいから学んだこと〜
No.26 『整体入門』を読んで気づいた、からだと“気”の深いつながり
No.27 風邪は“体のお掃除”? ― 野口晴哉『風邪の効用』から学ぶ自然の力