MARC PANTHER

Globe-Trotters Journal

人生は腎精!若さは早めに?🍀火曜日の開運漢方薬vol.42🍀

僕がそうなのですが…、みなさま「もっと早くやっとけばよかった」「後からやると大変だ」みたいな経験ないでしょうか?

東洋医学は「腎」(若さ)を補うことを得意分野としていますが…、これについても早め早めに少しづつ着手することが大事なんです。後回しにすればするほど、後からやるほど対処も大変になるんです。

今回は若さを保つためには早めに着手することの大切さについてお伝えします。

 

 

☘️放っておくと大きな手間に🍀
▶ごはん茶わんの汚れ
ごはんを食べ終わってすぐに茶わんを洗うと、スルッとすぐ落ちるけど。
でも、そのままほったらかしてカピカピになると、ゴシゴシ洗うのが大変に。

 

▶夏休みの宿題
毎日5分でも10分でもやっておけば
夏休みの終わりに大変な目にあわないですみますよね

 

▶お部屋のかたづけ
ちょっと散らかっただけなら2〜3分で片づくけど、
1週間ほったらかすと山みたいになって大変なことに。

 

▶虫歯の治療
歯が少ししみるだけの時に歯医者さんへ行けば、治療はすぐ終わるけど、
放っておくと、大きな虫歯になって長い治療が必要に。

あるあるですよね。

 

 

 

 

そして“病気”も同じです。

 

風邪でも、疲れでも、体の不調でも、
『なんかヘンだな?』

の小さなサインのうちに対処すればよくなるのも早いです。

 

でも、
面倒だし、忙しいから…とほったらかすと、
症状が強くなり、

結果として時間もお金も労力もたくさん必要になります。

 

ここに若さを保つ秘訣もあると思うんです

 

 

 

☘️人生は腎精🍀
東洋医学では、
腎(じん)」が若さを保つエネルギーを生み出している
と考えます。

」とは、腎臓のことだけではなく
内分泌系、生殖器系、免疫系など

人が元気でいるための源と考えます。

 

 

場所はへその奥のあたり。
そこに生命エネルギーのもとである
精(せい)」を生み出して蓄えると言われています。

若さを保つエネルギーのことを
腎精(じんせい)」と表現します。

 

 

☘️腎精は30歳がピーク🍀
さて、この「腎精
古典では、だいだい30歳がピークと書かれています。

 

女性は7の倍数
男性は8の倍数

で、成長の節目を迎えながら移り変わります。

 

 

これによると
女性は28歳
男性は32歳
が腎精のピークということになります。

 

ピークを過ぎたら
誰しも皆、平等に、腎精は下り坂になります。

 

 

腎精の移り変わりをグラフにしてみました。

両親から頂いた腎精を持って生まれて

そのあとピークを迎えて

右肩下がりになっていくのを表現しています。

 

 

 

 

 

 

☘️若さを保つ補腎(ほじん)🍀
東洋医学の世界では
若さを保つ
腎精」を維持することが研究されてきました。

時の為政者が、不老長寿を目指して研究してきたからです。

 

ですので
東洋医学の世界では、腎を補うことが得意分野になりました。

これを私たちは「補腎(ほじん)」といいます。

 

以下のグラフは
腎精がピークを迎えたあと
赤い点線のように
下り坂をなだらかにすることを目指すイメージ図です。

 

 

さて、今回お伝えしたかったことは
この図に注目していただきたい部分にありまして

腎精の下り坂を持ち上げるためには

 

年齢が後になればなるほど
その労力が増しているという部分です。

誰しも
若くて元気な時には老いることなんて
イメージしないと思います。

 

でも、誰にでもわかるくらいに衰えはじめて
アンチエイジングしなきゃ!
と焦る人が多いのではないでしょうか?

このグラフをみていただくとわかると思いますが

 

アンチエイジングの補腎も
早く対策したほうが労力が少なく済むということです。

 

これは、私が現場で長年やってきて
リアルに感じることです。

 

 

ちなみに、筆者は

「老いること」にネガティブなイメージは一切ありません。

それが自然に随従した生き方だと思います。

枯れていくのもまた美しいことだと思っています。

 

でも、自分の価値観と人生のミッションを

追求し続けていくことに邁進している方は

元気で若々しい方が多いと思います。

 

価値観とミッションに生きるために必要な方を応援するための

ひとつの選択肢として

漢方がお役にたてたら幸いです。

 

 

🍀バックナンバー🍀
薬学部の大学で学生さんにお伝えしている内容です。
よろしかったらご覧ください!

vol.1 すてちゃうあるものが神生薬
vol.2 月火水木金土日どう生きる?
vol.3 春はゆるふわ2000年前の教え
vol.4 サウナで整わない人「汗と気」
vol.5 酢豚食べる?麻婆豆腐食べる?
vol.6 葛根湯はゴリマッチョ
vol.7 水2ℓ飲む?「水毒」
vol.8 不眠の漢方朝大丈夫?
vol.9 アパレルは薬?
Vol.10 知ってる?漢方の神様
vol.11 オーガニックお野菜
vol.12 夏は自信満々
vol.13 2千年前の労働注意
vol.14 ありがとうミカン
vol.15 玄米アイディア
vol.16 現代人は頭熱足寒
vol.17 気候とココロ
vol.18 梅雨が育てるメタボ
vol.19 皮膚は内蔵の鏡
vol.20 漢方の矛盾?
vol.21 体内の火と水
vol.22 万病のもと瘀血
vol.23 2千年前の格付け
vol.24 ワンワンの呼吸
vol.25 舌ストロー呼吸法
vol.26 宇宙の神秘?陰陽太極図
vol.27 あなたは人間脳?動物脳?
vol.28 秋は焦らず
vol.29 秋は白
vol.30 重陽の節句
vol.31 短期指向?長期指向?
vol.32 重陽の日秋分
vol.33 アーシングのススメ
vol.34 知ってると出来るの差
vol.35 カラダの結露にご用心
vol.36 胃を大切にする土用
vol.37 必ず陰陽に分かれる
vol.38 レストランはじめます
vol.39 冬はひきこもって
vol.40 未知との遭遇
vol.41 体内ストーブのバランス

 

☘️プロフィール☘️
1968年生まれ 佐賀県伊万里市出身 くすきの杜代表. 漢方薬剤師。
Oriental Life Counselor(四柱推命/行動生態運命学/香港)
薬科大学薬学部非常勤講師
私の人生のミッションは人間の多様性に触れ世の中の陰陽バランスを探求することです。
そして毎月100名様の漢方相談の経験から東洋医学の面白さ楽しさを伝えます!

漢方薬剤師@ともや でした!
佐賀県伊万里市/暮らしと漢方のテーマパーク/くすきの杜
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